いのうえ ふめい じゅひ
文化9年(1812)生まれ明治25年(1892)没す.淡路洲本の出身.藩医 井上玄貞の養子となり,京都に留学.のち長崎に遊学し西洋医学を修得.帰郷後,嘉永年間(1848〜1855)より阿波の各地で種痘を実施.本県種痘のはじめ.晩年は医業を廃し,県下産業界の発展と女子教育にも尽力.